The 43rd Annual Meeting of the Japanese Society for Bone and Mineral Research

第43回日本骨代謝学会学術集会

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一期一会
〜Treasure Every Meeting〜

第43回日本骨代謝学会学術集会

会長宮本健史

熊本大学大学院生命科学研究部 総合医薬科学部門
感覚・運動医学分野 整形外科学講座 教授

この度、2025年7月24日(木)~26日(土)の3日間、熊本城ホール(熊本市)において第43 回日本骨代謝学会学術集会を開催させていただくことになりました。本学会を主催させていただきますことを教室ならびに同門会一同、大変光栄に存じております。

本学会は文字通り骨に関連した組織や細胞、分子の解析や評価、恒常性維持のための分子機構の解明や、その破綻による病態発生、病態の制御のための創薬研究などともに、大きく発展してきました。実際にRANKLやSclerostinなどを標的とした分子標的治療は、もはや骨粗鬆症の標準的な治療となる時代になりました。骨代謝研究はさらに免疫学や多臓器連関、筋・腱・靱帯、がん、血管生物学など、骨と関連した多様な研究と融合しさらなる発展を遂げたほか、臨床的にも疫学や栄養学、サルコペニア、遺伝性疾患、炎症性疾患、顎骨壊死など、骨粗鬆症にとどまらず脆弱性骨折や骨疾患の克服に向けた数多くの研究がなされ、ガイドラインやポジションペーパーの出版などにもつながりました。しかし一方で、脆弱性骨折の発生が増加の一途を辿っている現実は、さらなる研究の必要性を我々に突きつけてもいます。我々はどの方向へ進めば良いのか、何が足りないのかを考える機会も必要かもしれません。そこで今回、とんがった研究、刺激的な研究、挑戦的な研究、そういった研究にインスパイアされ、情報を共有し、ディスカッションし、次のシーズのヒントを閃く、そういったプラットホームを提供するための学びの場として本学会を企画しました。COVID19が5類に分類され、対面の学会で、多様なバックグランドを持つ研究者が一堂に会する本会で新たなシナジーを生み出したい、また自身も刺激を貰いたい、そういった思いから、今回のテーマは「一期一会 Treasure Every Meeting」としました。「一期一会」は私の座右の銘の1つですが、ときめくひらめきのための素敵な出会い、そんな人たらしな学会を演出できればと思い、準備を進めてきました。

今回は10年ぶりとなる骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインの改訂に関するシンポジウムや、さまざまな委員会企画に加えて、日本骨粗鬆症学会や日本整形外傷学会、日本脊椎脊髄病学会、日本リウマチ学会、日本骨免疫学会など、多様な学会との合同シンポジウム、最近新薬が臨床応用されるようになってきた希少疾患、韓国骨代謝学会(KSBMR)やIFMRSとの国際合同シンポジウム、各社が趣向を凝らした共催セミナーなど、基礎から臨床まで満喫できる、参加者の皆様にとって見どころ満載の学会となることを期待しています。暑い季節での開催になります。ノージャケットなど、クールビズ・軽装で学会をお楽しみください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

開催会場

熊本城ホール
〒860-0805
熊本県熊本市中央区桜町3-40

学会事務局

第43回日本骨代謝学会
学術集会 学会事務局
熊本大学病院 整形外科 医局内
〒860-8556
熊本市中央区本荘1丁目1番地1号
TEL:096-373-5226
FAX:096-373-5228

運営事務局

第43回日本骨代謝学会
学術集会 運営事務局
株式会社コンベンションサポート九州
〒862-0975
熊本市中央区新屋敷1-14-35
クロススクエア熊本九品寺7F
TEL:096-373-9188
FAX:096-373-9191
E-mail:jsbmr43@higo.co.jp

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